[メイン] 犬吠埼 風 : x5 3d6 #1 (3D6) > 5[1,3,1] > 5 #2 (3D6) > 13[5,2,6] > 13 #3 (3D6) > 10[4,4,2] > 10 #4 (3D6) > 10[1,3,6] > 10 #5 (3D6) > 7[1,5,1] > 7

[メイン] 牛牧 ジュリ : x5 3d6 #1 (3D6) > 9[2,1,6] > 9 #2 (3D6) > 5[1,1,3] > 5 #3 (3D6) > 11[3,5,3] > 11 #4 (3D6) > 9[2,1,6] > 9 #5 (3D6) > 15[6,3,6] > 15

[メイン] 犬吠埼 風 :  

[メイン] 犬吠埼 風 :  

[メイン] 犬吠埼 風 :   

[メイン] 犬吠埼 風 : ─────6/21。
もうすぐ夏がやって来そうな、少しムシムシとした日々が続く中。

[メイン] 犬吠埼 風 : アタシ、そしてジュリは、暑い日差しん中、ブラブラ~っと歩いてるわけだけど。

[メイン] 犬吠埼 風 : これが、ただの散歩ってわけじゃないのよ~?

[メイン] 犬吠埼 風 : アタシは勇者部の活動の一環として。
あ、勇者部っていうのは、要はボランティア活動をする部活ってことなんだけど。

[メイン] 犬吠埼 風 : まま、そんな感じで
友達から、猫ちゃんを探すように!ってことで
こうして捜索に出てるわけで~。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「いやぁ悪いね~!ジュリっち~!
 頼まれごと、協力してもらっちって」

[メイン] 犬吠埼 風 : へへ。と少し悪戯っぽい笑みを浮かべる、黄色の長いおさげと、緑色の瞳が特徴的な

[メイン] 犬吠埼 風 : まさしく、姉御!という風貌な少女。
犬吠埼 風。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「猫さん、猫さん〜……うん?」
ジュリっち、と呼ばれた少女が姿勢を起こす。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 対照的に物腰穏やかで大人びた感じの出立ち。
手元の自家製キャットフードは、その誘引されるような馨しさに似つかない毒々しい色合いを放っている。

[メイン] 犬吠埼 風 : いやぁ、ジュリっちはほんと、改めて見て……
同年代とは思えないほどの、メガロポリスボディよねぇ。
だなんて考えながら。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「気にしないでください、私もちょうどこうして外をお散歩したい気分だったんですし」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あはは!それなら良かった!
 いや~気持ちの良い友達を持って、アタシも幸せもんってやつよ!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 豪快に笑いながら、共に猫を捜索し続ける。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「おっと、とは言え……最近はどんどん気温も高くなってるからねぇ」

[メイン] 犬吠埼 風 : ほいな、とジュリへスポーツドリンクを手渡す。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「水分補給、大事よ~?熱中症は、6月にも起こるもんだもの~」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「あら…ありがとうございます」
それを手に取って。

[メイン] 牛牧 ジュリ : こくこく……ぷは、と。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「もうそんな時期なんですね…給食部でも、スタミナのつく料理を検討してみましょうか」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「…………」

[メイン] 犬吠埼 風 : ジュリの放つ、スタミナ料理という単語に、少し眉がへし曲がる。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「い、いやぁ、あははは……そ、そうね、ええ、とても、良いと思うわ!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 少し冷や汗を垂らしながら笑う。

[メイン] 犬吠埼 風 : ……こ、この子のダークマター……あ、違う。
料理は、人を殺しかねないもの……。

[メイン] 牛牧 ジュリ : その様子にも気づかず、むふん、と意気揚々と腕捲りをして。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…と、それはそうと。せっかくですしこの辺りで少し休憩にしましょうか……ほら、風さんが倒れては元も子もありませんし」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ん……」

[メイン] 犬吠埼 風 : こくりと頷き。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「そうね、大分歩いたものね~アタシ達!
 件の猫ちゃんを見かけた一軒家も、ほんとに偶然っていうか……」

[メイン] 犬吠埼 風 : 手でパタパタと扇のように仰ぎながら
頬から垂れる汗をなんとか冷やす。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ん……ですねえ、やっぱり努力は報われるものというか」
はい……と、飲みかけのペットボトルをそのまま手渡す。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あら、いいこと言うじゃない!
 ふふ、アタシもその言葉、好きよ~!」
ペットボトルを受け取り、風もそれを口にする。

[メイン] 犬吠埼 風 : ごく、ごく、ごく。と喉を鳴らしながら、胃の中へと入っていく、スポーツ飲料。
くぅ~~!五臓六腑に染み渡るっていうのは、まさしくこのことね!

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「あらあら、この暑さでもその飲みっぷりは変わりませんね」
くすりと口元を押さえて。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ちょっ、な、何よ~!アタシの女子力が足りないって言いたいわけ~?」
ジト目でジュリの方を見ながら。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ちょっとアタシも、今の飲み方、おっさん臭いって思ったけどっ!!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 自分で言っておきながら、ガッカリしちゃうわね!ほんと!

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「わ……いえいえ、そんなつもりでは。給食部たるもの、こうして食べたり飲んだりする人に笑顔になってもらうために奮闘しているわけですから」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 男女なんて関係なく、私はそういう人、好きですよ?と続ける。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あ、あら……そう?……な、なんかそう言われると
 少し照れちゃうわね……」

[メイン] 犬吠埼 風 : ぽりぽりと頬を掻きながら、視線をどことなくキョロキョロとさせ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ま、勇者部にせよ、給食部にせよ……
 アタシ達は、人に笑顔を届ける者って部分は共通してるし
 そういう意味では、ベストコンビだったり?」

[メイン] 犬吠埼 風 : なーんつって、とけらけらと笑う。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「はい!現にこうして、またひとつ笑顔が生まれようとしているんですから」
そう言って、目の前に見え始めた件の一軒家を視線で示す。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「お……そうね、そろそろ見えてきたわね
 よっしゃ!こっからは気合を入れて……
 ……ん?」
腕を捲ろうとすると、一人、見覚えのある人物と出会う─────。

[メイン] 千代田 桃 : 「あれ……二人とも奇遇だね。もしかして、件の猫探し?」

[メイン] 千代田 桃 : その視線の先には、桃色のショートヘアを揺らす、制服姿の少女が手を振っている。
その様子は息を切らして、顔は汗ばんでいる。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「桃~!あら?ってことは……」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「はんはん、なーるほどね
 桃にも猫ちゃん探しのお願い、行ってたわけね~!」

[メイン] 千代田 桃 : 彼女と少しでもかかわった事のある人間ならわかるだろう。
日課のランニングの途中であることが。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……って、あらあら~!アタシらよりも汗かいてるじゃない~!
 ダメよ~?6月後半って、ほーんと中途半端な季節でー……
 普通に脱水症状しちゃうわよ?」

[メイン] 犬吠埼 風 : ほいな、飲みなさい。とスポーツ飲料を桃へ渡し。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「あら、奇遇……というかここ、随分と学校から離れてますよ?」

[メイン] 千代田 桃 : 「うん……もっとも、連絡が付いたのは今日だったし、日課を終えてからやろうと思ってたけどね」
彼女に頷き、首にかけていたタオルで汗をごしごしと拭きとる。

[メイン] 千代田 桃 : ありがとう、と投げられたドリンクを片手で受け取る。

[メイン] 千代田 桃 : 「あ……もう往復2周はしたからね
 流石に汗かいちゃったみたいだ」

[メイン] 千代田 桃 : と、ジュリに飲みながら答える。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ん????」
今、すごい発言がぶっ飛んだわね?

[メイン] 犬吠埼 風 : 2周、2周……2周……!?

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ま、まあ……」
……運動してお腹を空かせた方が、ご飯も美味しいですもんね?と無理やり納得する。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あ、あっはっはっは!いやーほんと、桃にはいつも驚かされるわねぇ!
 アタシも、運動は得意な方なんだけど……」

[メイン] 千代田 桃 : 「でも結構……気持ちいいよ。
 二人も筋肉付けたりとかもっとしてみたらどうかな?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「え~~!!筋肉ついたら女子力落ちちゃうじゃない!!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ううん……確かにお料理には体力は必要ですけど……」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「桃~?筋肉もいいけど、やっぱ女子力よ女子力!
 将来のために、たっくさんつけといた方がいいわよ~?」

[メイン] 千代田 桃 : とはいえ……風も筋肉には向いていないものの、運動能力はずば抜けている。
その力で人助けを行えるくらいには、私が言うまでもないのかな。と思いつつ。

[メイン] 千代田 桃 : 「女子力……」
目を真ん丸と。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「風さんの言う通りです!……そうだ、よかったら桃さんも一緒に給食部に入りませんか?女子力アップのチャンスですよ!」

[メイン] 千代田 桃 : 「……それって、ジュリみたいなお料理とか?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「イエース、女子力
 ……って、エッエッ?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 目を大きく開き、狼狽える。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ジュ、ジュリみたいな、お料理……
 あ、ああ、で、でもそうね、ええ!料理スキルは、女子力に直結する……
 けど……けど……!そ、そうねぇ~~~!!」

[メイン] 千代田 桃 : 「給食部……!
 耳には挟んだことあるけど、ジュリが作るならおいしそうだね……!」

[メイン] 千代田 桃 : 目を輝かせて、きらきら。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「え」

[メイン] 犬吠埼 風 : 瞬きを数度。ああ、これは、困った。とても、困った。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「はい!しかもこう、重いフライパンを持つことで桃さんの欲する筋力も鍛えられ……一石二鳥です!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………」
愛想笑いを返す。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ちょ、ちょぉ~~~っと待ったぁ~~~~!!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「そ、そうね!!!えーーっと、料理!!
 料理っていうなら、今度!!みんなでウチで、やってみないかしら!!」

[メイン] 千代田 桃 : 桃は味覚が悪い。
というかロクに良い食事を取ってないので食事と認識するラインがとても低い。
地の底だ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 冷や汗をダラダラとかきながら、ウインク。

[メイン] 千代田 桃 : ジュリの言葉に、フライパンを持って握力を鍛える想像を起こしながら。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「てか、桃はいっつも偏った食事ばっかりだもの!
 たまには栄養満点の料理を食べないと、寿命が縮んじゃうわよ~?」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「あら、いいんですか?……でも、たしか風さんはお家のことで忙しいんじゃ……」

[メイン] 千代田 桃 : 「ん……そうだよね……
 たしか、妹さんがいるとかって聞いたことあるけど……」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「んーん、大丈夫!むしろ妹の樹も喜ぶわよ~!
 アタシが保障する!なんて言ったって、二人はアタシの信頼できる
 友達、だからね~!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 胸の辺りをポン、と叩き。

[メイン] 千代田 桃 : 料理会……したことはあまりない。
だけども、いい響きだな……

[メイン] 犬吠埼 風 : 「それに、家事くらいでへこたれちゃ、女子力が廃るってもんよ!
 へーきへーき、気にすることはないわよ~!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 実際、風は毎朝早起きして自分と妹の分の料理、そして昼食の弁当を作り。

[メイン] 犬吠埼 風 : 夜になれば、犬吠埼姉妹の大好物、完全栄養食であるうどんを作り
二人で平らげている日々を送っている。
もちろん、野菜や総菜も作りつつではあるが。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ふふ、そういうことなら……」
信頼できる友達、の言葉に目をぱちぱちとさせた後、頷いて。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ぜひ!妹さんのために、腕を振るわなければ……ですね!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……」

[メイン] 犬吠埼 風 : そ、それは、それは……。と口をまごまごとさせる。

[メイン] 千代田 桃 : ん……と、信頼できるともと言われたことに、恥ずかしげに頬の辺りをこすりながら。

[メイン] : 「…うめぇモンの話しか?」
街路樹から声がする

[メイン] 犬吠埼 風 : 「え、えぇーーっと、でも、大丈夫、きっと大丈夫……
 アタシが傍で色々指導すれば、ダークマターには……
 ……ん?」

[メイン] 犬吠埼 風 : ふと聞こえた、馴染みのある声にぴくりと耳が反応し。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「その声は……!」

[メイン] 犬吠埼 風 : バッ!と振り返る。

[メイン] : ポフンッ

[メイン] ソンゴクウ : 「よっ」

[メイン] ソンゴクウ : 「オッス、おらゴクウ」
ぴっと、指を立てて

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ゴクウじゃない!これまた奇遇ね!」

[メイン] ソンゴクウ : 「そっちこそ、昼寝してたら見かけてオラおでれぇたぞ~!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「いやぁ~あっはっは!相変わらずゴクウは自由奔放ね~!
 ふふ、そういう元気なところが、ゴクウらしいんだけどね!」

[メイン] ソンゴクウ : 「んで、モモとジュリも居るじゃねぇか」

[メイン] ソンゴクウ : 「どっか行くのか~?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 手をひらひらとさせ、ゴクウを迎え入れ。
そして二人の方を視線を向ける。

[メイン] 千代田 桃 : ゴクウ……やっほー。と手を軽く振る。
……いつからそこにいたんだ……見えなかったな。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「はい!というよりまあ、もう着いてしまっているようなものですが」
ひらひらと手を振ってそれに応える。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ええ、そうね
 実は─────」

[メイン] ソンゴクウ : 「おう」
ふんふん、と

[メイン] 犬吠埼 風 : ゴクウへ、友達の飼い猫を探している最中であることを伝え。
そしてその白い猫を先日、この先にある一軒家の窓辺で見かけた、と伝える。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「とまぁ、アタシは勇者部として
 んでジュリにはそのお手伝い
 桃も、アタシと同じようにお願いされてここに来た、って感じね~」

[メイン] ソンゴクウ : 「ほほ~」

[メイン] ソンゴクウ : 「んじゃ、オラも一緒に行くぞ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あら?ほんと?助かっちゃうわ!」

[メイン] 千代田 桃 : 時々スポドリを飲みながら、額を拭いて。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「猫探しって、アタシも前に似たようなことやったんだけど……
 いやぁ~、とにかくすばしっこくてねぇ」

[メイン] ソンゴクウ : 「よーく寝たしな、運動しねぇといけねぇぞ」
ぐっと伸びをして

[メイン] 犬吠埼 風 : 「だから、そういう意味ではゴクウが手伝ってくれると
 すっごく助かっちゃうわ~」

[メイン] ソンゴクウ : 「ほへ~~…オラ猫と勝負したことはねぇなぁ~」

[メイン] 犬吠埼 風 : ふふふ、とその様子を見て微笑みながら。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ふふ、猫ちゃん探しパーティ結成ですね〜」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あらあらぁ~?それじゃあ、猫ちゃんに勝てるかしらぁ~?」

[メイン] 犬吠埼 風 : ニヤニヤとゴクウを煽ってみる。

[メイン] ソンゴクウ : 「おう!任せてくれ!」
ぴくり、耳のような部分が揺れて

[メイン] 千代田 桃 : 「ゴクウは私や風に劣らず、運動が得意だもんね」
こくこく、と頷きつつ。

[メイン] ソンゴクウ : 「お~?オラは鳥だって逃さねーからな」

[メイン] 犬吠埼 風 : あっはっは、ほーんとそうね!と頷く。

[メイン] 犬吠埼 風 : アタシ、本当に運動には自信あるんだけど。
桃やゴクウがいるのもあって、なーんていうか中々、頭が上がんないみたいな
そんな感じね。

[メイン] ソンゴクウ : 「ま、いっちょやってみっか!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ふふふ、頼りになるわね~!
 それじゃあ、さっそく行こうかしら!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「それじゃ~音頭はー……」

[メイン] 犬吠埼 風 : ん~~、と声を漏らし、3人の顔を見て行って。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「それじゃ、桃、よろしく!」

[メイン] ソンゴクウ : 「お、モモか」

[メイン] 犬吠埼 風 : 何か、ピンと来るものがあったらしく、桃へ投げてみる。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ふんふん、と期待するように桃に視線を移す。

[メイン] 犬吠埼 風 : この組み合わせだと、何故か桃が音頭を取るとそれっぽいような
そんな気がしたからだ。

[メイン] 千代田 桃 :  ……私?
 こういうのって、風が向いてるんじゃ……
とは思いつつも。

[メイン] 千代田 桃 : 「……わかった。それなら……任せてほしい
 みんなを率いて見せるよ」

[メイン] 千代田 桃 : 指名が嬉しかった、少し顔をほころばせ。
軽く胸を叩く。

[メイン] 犬吠埼 風 : にしし!と笑い、桃に応える。

[メイン] ソンゴクウ : 「しし、そりゃあ楽しみだな」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 両手を胸の前で握り、信頼と意気を示す。

[メイン] 千代田 桃 : 「……早速じゃあ向かってみよう……と思ったけど。
 白猫っていっても、他にいっぱいもいるよね。本当にここで正しいのかな……?」

[メイン] 千代田 桃 : みんなの信頼を向けられに、何だか恥ずかしくなり。
顔を袖で隠しながらも。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ああ、それならへーきへーき!
 前に、あの一軒家で、件の白い猫、見たのよ」
そう言い、眼前の少し遠くにある一軒家を指差し。

[メイン] ソンゴクウ : 「お~…う~ん」

[メイン] ソンゴクウ : 「お、じゃあその家にいるのか?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 多分ね!と応え、こくりと頷く。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 風さんの言った通りです、と頷いて

[メイン] ソンゴクウ : 「じゃ!行ってみっか!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「お~~~!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「お〜〜〜!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 女子力全開に、拳を上げる。

[メイン] 千代田 桃 : 「お~~~」

[メイン] 千代田 桃 : 筋力全開に拳を上げる。

[メイン] ソンゴクウ : 「お~~~!」

[メイン] ソンゴクウ : 腕を上げると、ピンと耳と尻尾も伸びる

[メイン] 牛牧 ジュリ : 腕の先に支えられた皿から、女子力が溢れる。

[メイン] 千代田 桃 :  

[メイン] 千代田 桃 :  

[メイン] 千代田 桃 :  

[メイン] GM : 古い平屋建ての日本家屋。
小さな庭はやや荒れていて雑草が目立つ。
<目星>を振れますね

[メイン] 千代田 桃 : CCB<=95 魔法少女 (1D100<=95) > 5 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] GM : 桃は郵便ポストに新聞が数日分溜まっていることに気づく。
また、電気メーターが僅かながらに動いているようだ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「どうかしら?リーダー」

[メイン] 牛牧 ジュリ : みゃんみゃん、と低い姿勢で猫の鳴き真似をして様子を伺う。

[メイン] 千代田 桃 : 「人気はない……だけど。
 電気とかは動いてるみたいだね……?」

[メイン] ソンゴクウ : 「お?鳴きまねか?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ふんふん……んん~~~……?そう、なのね……?」

[メイン] 千代田 桃 : 積み重なった新聞、押しても鳴らないインターフォンを根拠に。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ふふ、ゴクウさんも一緒にどうですか?」

[メイン] ソンゴクウ : 「う~~ん、オラもやってみっか!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「猫ちゃんがここにいるの見たから……てっきり、この家の人が
 餌でも与えてるのかなぁ?って思ったけど……」

[メイン] ソンゴクウ : ccb<=90 変身の術 (1D100<=90) > 24 > 成功

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あらほんと……ポストに新聞びっしり!こういうの見ると
 女子力的に、ぞわって来ちゃうわね!」

[メイン] ソンゴクウ : 「ニャーン、ナァン、ナァゴ」
煙と共に、猫の姿になって鳴きまね

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「わ……!?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「って、あら!!猫ちゃん!?……って!ゴクウじゃない!」

[メイン] 千代田 桃 : 「……猫にかまけてて、新聞を取り忘れたとか……
 ………!?」

[メイン] 千代田 桃 : 口がぽかんと開く。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ま、全く!それいつもビックリするからやめてなさいよ~!
 は~~、いつ見ても不思議ねぇそれ!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……ええと、これはまた……本格派というか……負けを認めざるを得ませんね……!」

[メイン] ソンゴクウ : 「シャーッ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「わわっ!?お、怒った!?」

[メイン] ソンゴクウ : ピンと跳ねて

[メイン] 千代田 桃 : 「……今のって勝負だったんだ……!?」

[メイン] 千代田 桃 : ……結構……かわいい。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ど、どうどうどう……ほーれ、おやつのポッキー……
 ……猫って、お菓子食べてもいいのかしらね?」

[メイン] 犬吠埼 風 : しゃがみながら、ポッキーを片手に振り振りとさせる。

[メイン] ソンゴクウ : 「ネコハ、クエネェ!カフェイン!シャーッ!」

[メイン] 千代田 桃 : 「あ、ダメだよ……猫にチョコは有毒だったはず」

[メイン] ソンゴクウ : ccb<=90 変身の術 (1D100<=90) > 41 > 成功

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「はい、チョコレートは良くないと聞きますが」

[メイン] ソンゴクウ : ポフン

[メイン] ソンゴクウ : 「こっちでくれよなー!」

[メイン] 千代田 桃 : 自分も猫を飼っている。
そのためそう言った知識は飼っているなりについていて。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あ、そうなのね?危ない危ない!ゴクウを危険に晒しちゃう
 とこだったわ!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あ、ほいほい、どーーぞ」
そのままポッキーをゴクウの口へ運ぶ。

[メイン] 千代田 桃 : 「とはいえ……風の言う通りなら。
 飼い猫と知らずに、餌をやってる可能性もあるわけだし……」

[メイン] ソンゴクウ : 「ん」ぱくり

[メイン] ソンゴクウ : 「あんめ~!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ふふふ、美味しいなら良かったわ」
と微笑みながら、桃の方を見て。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ん、そうねぇ……」

[メイン] ソンゴクウ : 「…っと、とりえぇず、動物に人の食べ物は渡すのはよくねぇ…それはともかく」

[メイン] ソンゴクウ : 「中に人いるのか?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「猫に食べさせちゃいけないものを与えちゃってる可能性も、あるのねぇ
 ……んで、どうやら……」

[メイン] 千代田 桃 : 「……これは直接会いに行って、事情を話すしかないね」
ポッキーをちらっと見てる。

[メイン] 犬吠埼 風 : ゴクウの言葉に、首を横に振る。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ほら見て、庭も雑草だからけ!
 あーー掃除したいわ!」

[メイン] 犬吠埼 風 : ポッキーを見てる視線に気が付き、桃に
これ食べる?と一本差し出す。

[メイン] 千代田 桃 : 「はっ…… ……………」

[メイン] 千代田 桃 : 「……ありがとう」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ふふ、いいのよ
 糖分補給も大事だもの」

[メイン] 千代田 桃 : 風の気配りに顔が赤くなる。
が、素直にチョコはもらい。ぽきぽき。

[メイン] 犬吠埼 風 : その後、改めてインターホンを鳴らすも
やはり、反応はかえってこない。

[メイン] ソンゴクウ : 「んー」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「出かけていてお留守……という感じでもなさそうですね」

[メイン] ソンゴクウ : 「まぁな~」

[メイン] ソンゴクウ : 「わざわざ新聞取ったままだしよ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ちょっと困っちゃったわね~これ」
頭をガシガシと掻きながら、一軒家の扉を見つけ。

[メイン] ソンゴクウ : 「メーター回ってるっちゅう事は、デンキダイ?も払ってるっぽいもんなぁ」

[メイン] 千代田 桃 : 「……気にしてない年配の方なのかも
 ……あ……。……中、入ってみる?」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………確かに。」
……それに、年配の方なら……別の可能性……

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あーー、耳遠い人だったりするかもってわけね……
 ん~~~~、とは言え、猫はここにいると思うから……」

[メイン] 千代田 桃 : 風の視線の先を見て、そう尋ねてみる。
……もっとも、不法侵入になるのは気になるけど……

[メイン] ソンゴクウ : 「ん~~~…」

[メイン] ソンゴクウ : 「まぁ、説明してみるのが良いんじゃあねぇか?」

[メイン] ソンゴクウ : 「"探してる猫が入っちゃった"って」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あら、ふふ、それいいじゃない~!」

[メイン] 千代田 桃 : あ、確かに。とゴクウの提案に手を叩く。

[メイン] ソンゴクウ : 「物とかなら兎も角、生き物だから目も瞑ってくれる…ハズだぞ!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「それじゃ、その線で行こうかしら?
 中にお年寄りの人がいたら、そう説明すれば
 万事おっけーよ」

[メイン] ソンゴクウ : 「ダメならオラが猫になって…」
うんうん唸って

[メイン] 牛牧 ジュリ : あらあら……と、楽しそうに話す面々に困った様子ながらも頷いて。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ふふ、用意周到ね
 ま……やっぱり心配なのは、猫ちゃんの身よ」

[メイン] 千代田 桃 : 「それがいっか。……お節介かもしれないけど……」
と、新聞をあらかじめ束ねておき。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「というわけで~
 ごめんくださ~~~い!」
ガラガラガラ!と扉を開け、中へと入る。

[メイン] ソンゴクウ : 「オッス!オラゴクウ!!」
手を挙げて

[メイン] 犬吠埼 風 : ……さらっとやったけど。

[メイン] 犬吠埼 風 : 鍵、開いてるのね、これ。

[メイン] ソンゴクウ : 「…不用心だな」

[メイン] 犬吠埼 風 : 中々不用心ねぇ……住人の人は。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ……躊躇ありませんね、ほんとに。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ええ、ほーんと」

[メイン] 千代田 桃 : 「……ちょっとごめんね。押し入る形になっちゃって」
と、困った様子のジュリを見つつ。

[メイン] ソンゴクウ : 「まぁ、でもそう考えると」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「あ、いえいえ……まあ、いずれ入ることにはなりましたし」
心配げな桃に微笑みを返す。

[メイン] ソンゴクウ : 「…オラ普通に不安になってくっぞ!」
複雑そうな顔

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ん~~、そうね……ま、まぁでも、大丈夫よ!
 いざとなったら、アタシのせいにしちゃってくれても
 構わないわ」

[メイン] 犬吠埼 風 : ニコ、と笑う。

[メイン] ソンゴクウ : 「いや、そう言う意味じゃなくてよ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ん?」

[メイン] ソンゴクウ : 「こう…ホラ、現代社会の問題的な~~…」
口にしずらいアレコレである

[メイン] GM : 人の生活している気配があり、玄関には男物の靴とサンダルが1足ずつ置いてある。
電気は普通に通っていて天井の照明も問題なく明かりがついている。
玄関から奥まで続く廊下にはいくつかの引き戸がある。どの引き戸にも鍵はついていないのが見て取れる。

[メイン] 千代田 桃 : そっか。それならよかった……と微笑みで安堵しながら。
ちら、とゴクウを見る。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……あーーー……」

[メイン] 犬吠埼 風 : ちらりと見える、男物の靴を見て。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……なんか、ええ、そうね……」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……ううん……」

[メイン] ソンゴクウ : 「…ま、まあ!」

[メイン] ソンゴクウ : 「此処まで来たなら普通に探すしかねぇな!」

[メイン] ソンゴクウ : 「変な臭いとかもしないしよ!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……そうね!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ま、まだ、そういうのと決まったわけじゃないもの」

[メイン] ソンゴクウ : 「…んじゃあ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「それに、まぁ、不法侵入みたいな形になっちゃってるのは事実だから……
 あまり長く滞在するのも良くないし」

[メイン] ソンゴクウ : 「おう」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ここは手分けをして……って感じね」

[メイン] ソンゴクウ : 「んと~…」

[メイン] 千代田 桃 : 二人に、こくりと頷きつつ。

[メイン] ソンゴクウ : 「手前に部屋二つ、奥に一つで…」

[メイン] ソンゴクウ : 「突き当りの部屋は、全員他の部屋を見てからか?」

[ダイス] 犬吠埼 風 : こくりと頷く。

[メイン] ソンゴクウ : 「わぁった!」

[ダイス] 犬吠埼 風 : 「ええ、それじゃあアタシは……あっちの方、見てみるわ」

[ダイス] 犬吠埼 風 : お邪魔しま~す、と言いながら。
靴を脱ぎ、中へと入り、そのまま寝室の方へと向かう。

[メイン] ソンゴクウ : 「んじゃオラはこっちにするか」

[メイン] ソンゴクウ : すぐ右の部屋、そのまま入っていく

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……成り行きで来てしまったけれど、二人とも元気ですねぇ」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 勢いよく部屋に入る二人を眺めつつ。

[メイン] 千代田 桃 : 「ん……ああいう元気さは……見習いたいくらいだけどね」

[メイン] 千代田 桃 : がら、と隣にあった居間への扉を開き。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……おや?」

[メイン] 千代田 桃 : 「ジュリも、相変わらずの落ち着きだし……
 悪いことしてるのに、みんな、なんだかいつもと変わらないみたい」

[メイン] 千代田 桃 : てへ、と軽く悪びれるように舌を出して。
「残った方だしね」

[メイン] 千代田 桃 : と、ジュリに手招きしながら居間へと入る。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ふふ、と笑みを返して。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ええ。たまには無茶なお料理も……私、嫌いじゃないですよ」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 招かれるまま中へと。

[メイン] GM : 居間
テレビとこたつと座椅子がある。
台所へ繋がる引き戸がある。

[メイン] 千代田 桃 : 中を見渡せば、生活感のある部屋。

[メイン] 千代田 桃 : 少し、居心地の悪さを覚えつつ。

[メイン] 千代田 桃 : 「……や。そっちの方は……台所かな?」

[メイン] 千代田 桃 : ジュリの後ろにある、引き戸を指さして。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : しばらくきょろきょろと見回していたが、桃の指摘でそれに気付き。

[メイン] 千代田 桃 : 「……他人の台所事情……
 ……ちょっと気になる……」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……ふふっ、考えることは同じですね……桃さん」

[メイン] 千代田 桃 : 料理会、を話していた傍ら。

[メイン] 千代田 桃 : 「……!ジュリもやっぱり……!
 同士……ってことだね……!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : ぐっ、とサインを送り。

[メイン] 千代田 桃 : 目をきらきらと輝かせる。
料理に関しての知識も、私以上……!
ここはジュリに任せてもらった方がいいかな……!

[メイン] 牛牧 ジュリ : ……それに、まあ……万が一の状況なら、少々拝借しても……!
お料理を振る舞って、住んでいる人を元気にさせてあげられるかもしれないし……!

[メイン] 牛牧 ジュリ : なんて心の中で言い訳しつつ、実際は純粋な興味から。
引き戸をがらがら、と開ける。

[メイン2] system : [ ソンゴクウ ] SAN : 40 → 37

[メイン] GM : 台所
ガス台と調理台、食器棚と【冷蔵庫】がある。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ……ガスは……よし、まだ使えそう。

[メイン] 千代田 桃 : ひょこっと、ジュリの後ろから首を伸ばし。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 先ほどされたのと同じように、ちょいちょいと桃を手招きして。

[メイン] 千代田 桃 : 「……!
 ジュリ……もしかして、何か作ろうと……?」

[メイン] 千代田 桃 : 手招きに頷き、視線の先に目が行く。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 自信ありげにこくん、と。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……まあ、こんな状況ですし。多少悪いことを重ねたところで……いえ、美味しいものを作って家主さんにお返しするのがせめてもの礼儀かと!」

[メイン] 千代田 桃 : 「ふふっ、確かにそうだね……
 ジュリのご飯の匂いを嗅いだら、寝てたとしても飛び起きて食べに来るよ」

[メイン] 千代田 桃 : いいと思う、と彼女のように、自信ありげにこくり。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………。」
「…………はい!腕によりをかけてみせますよ!」
ふふん、と嬉しそうに。

[メイン] 千代田 桃 : 「おぉお~~……私も楽しみ……!
 そういえば、どんな食材で作れるのかな……?」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「はい!それでは……登場してもらいましょう、っと!」
そのまま冷蔵庫のドアを勢いよく開ける。

[メイン] GM : ジュリが冷蔵庫を開けると、普通の食料品に混じって猫のおやつが保存されていることがわかる。
猫のおやつのパッケージには猫(8歳〜)との記述がある。
<生物学>か<アイデア>を振れますね

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……ふふっ、選り取りみどりの……おや?」
思わずそれを手に取り

[メイン] 牛牧 ジュリ : ccb<=75 アイデア (1D100<=75) > 52 > 成功

[メイン] GM : 猫の年齢で8歳以上は高齢にあたることを思い出す。
パッケージの裏をよくみると賞味期限が1年ほど過ぎている。
<目星>も振れました

[メイン2] system : [ ソンゴクウ ] SAN : 37 → 35

[メイン] 牛牧 ジュリ : そのまま桃にも見せる。

[メイン2] system : [ ソンゴクウ ] SAN : 35 → 31

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「子猫ちゃんだと聞いていたんですが……老い猫ちゃん?もいたんでしょうか」

[メイン] 千代田 桃 : 「筋力の付きそうなものは……ないか、残念。
 ん……?高齢のためのペットフード……?」

[メイン] 千代田 桃 : パッケージを表裏を見返して。

[メイン] 千代田 桃 : 「うーん……もしかして、別の猫を飼ってたりしたのかな……?
 白猫の子のために買ったにしては、減ってるし……」

[メイン] 千代田 桃 : そこで、チラッと。

[メイン] 千代田 桃 : CCB<=95 魔法少女(ペットフード目星) (1D100<=95) > 88 > 成功

[メイン] GM : 桃は冷蔵庫の奥を更によく見ると、数ある猫用の食料品の中から1つだけ、子猫用の離乳食を見つけた。

[メイン] 千代田 桃 : 「……?」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「どうしましたか?」

[メイン] 千代田 桃 : 「……これ……」
と、離乳食をジュリに掲げ。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「おや……」

[メイン] 千代田 桃 : 「んー……二匹いた……ってことなのかな?」
両手老猫用と子猫用のパッケージを見比べ。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「途中で子猫ちゃんが生まれた……ってことでしょうか」
「……ううん、あるいは……子猫ちゃんがいなくなったから……必要なくなって奥にしまった……?」

[メイン] 千代田 桃 : 「あ……なるほど 
 だから目につかない場所に……」

[メイン] 千代田 桃 : 「流石給食部……冷蔵庫の配置で気づきを得るなんて……」
素直に感心している。自分の冷蔵庫何て空がザラだからだ。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「まあ、あくまで推測の域ですが……」
「え、えへん……!まあ、料理とは常にクリエイティブなものなので」

[メイン] 牛牧 ジュリ : ……いつ真実を話そうか、迷う様子を隠しつつ。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ともかく桃さん、いい発見をしてくれました!……だって、私たちの第一の目的は!」

[メイン] 千代田 桃 : 「……あ、そうだ……猫探し!」

[メイン] 千代田 桃 : 元はといえば、ここの飼い猫……でなく。
ここに来た、白猫を探しに来たのだ。

[メイン] 千代田 桃 : 「……ジュリに筋力の付く物を作ってもらうのは……また今度にしよう。
 今は……みんなと合流して、どうだったか聞こうか」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ええ。それにこのキャットフードが手土産になれば、きっと一層捗らせられるでしょうから」

[メイン] 千代田 桃 : こくり、と頷き。
キャットフードを改めて持ち直す。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 頷きを返し。
「では、早速合流を……」

[メイン] 千代田 桃 : ちょうどその時。
二人の耳に届いたのは─────

[メイン] 千代田 桃 : 「……!?
 ……この声は……ゴクウ……
 何かトラブルでもあったのかな……!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………っ……!?」
普段の騒がしさとはまた違った──劈くような声。

[メイン] 千代田 桃 : ぎゅ、とペットフードの箱を握りしめて。
その轟くような、苦しみの声に顔をゆがませ。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 視線を合わせ、こくん……と。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……急ぎましょうか」

[メイン] 千代田 桃 : 首の動きだけで、返し。

[メイン] 千代田 桃 : 忙しなさを伝える軋む床の上、桃色の髪の二人は駆けていった。

[メイン] 千代田 桃 :  

[メイン] 千代田 桃 :  

[メイン] 千代田 桃 :  

[メイン] 千代田 桃 : 「……っと」

[メイン] 千代田 桃 : そんな緊迫した状況だったからだろうか。

[メイン] 千代田 桃 : CCB<=95 魔法少女 (1D100<=95) > 12 > スペシャル

[メイン] GM : 桃はテレビ台の棚の中に猫の餌皿が仕舞われていることに気がつく。餌皿には最近使われたような形跡がある。

[メイン] 千代田 桃 : ふと目についたのは、使い込まれた跡がある餌皿。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ちょっと、桃さん…!?」

[メイン] 千代田 桃 : 「……ごめん……!ちょっと気になって……!」

[メイン] 千代田 桃 : 棚を慌ただしく漁り、中から皿を取り出して。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ……!
……成程……ゴクウさんが襲われていることを見越して、咄嗟に武装を……!

[メイン] 牛牧 ジュリ : 台所から包丁を取り出し、同じく戻る。

[メイン] 千代田 桃 : その皿を選んだのは、何となく直感。
魔法とかってわけじゃないけど、使い込まれたソレは役目があるのではないか、と思わせて。

[メイン] 千代田 桃 : 「……わわっ……!
 準備がいいね……もし、何かあったら……」
その時は、と、合図して。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「はっ、はい……!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : ごくり、と唾を飲み。

[メイン] 千代田 桃 : ジュリなら、きっと包丁の扱いも慣れてるはず……。
……かといって、あんまり危ない目に合わせないようにしないと。

[メイン] 千代田 桃 : そんな想いを抱えながら、開きっぱなしの扉へと入る。

[メイン] 犬吠埼 風 : そこには─────。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ん?」

[メイン] 犬吠埼 風 : 桃とジュリが危惧していた状況とは、まるで正反対の光景。

[メイン] 犬吠埼 風 : 風が、まるで母親ように、ゴクウを負ぶっている姿がそこにあった。

[メイン] 千代田 桃 : 「……へっ」

[メイン] ソンゴクウ : 「…おう」

[メイン] 千代田 桃 : 危うく、ペットフードと皿を落としかけた。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……桃さん!!状況は!?」
包丁を構えたまま顔をひょこりとのぞかせる。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あ、あらら、二人とも……ふふ、二人も、友達想いなのね
 ただ……即武装っていうのは、中々に中々よねぇ」

[メイン] ソンゴクウ : 「わた…オラ、しくじっちゃった、ぞ」
気まずそうな顔で

[メイン] 犬吠埼 風 : 微笑ましく笑いながらも、悪戯っぽく微笑む。

[メイン] 千代田 桃 : ジュリと顔を見合わせ、二人の方に手を向ける。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「大丈夫、桃もジュリも落ち着いて
 "まだ"、ゴクウの身に危険なことは降り掛かっていないから」

[メイン] ソンゴクウ : 「…」こくり

[メイン] ソンゴクウ : 溌剌さが抜けて、むっと

[メイン] ソンゴクウ : 子ザルのように縮こまっている

[メイン] 牛牧 ジュリ : 少し気の抜けた様子になるも、"まだ"──の言葉を耳聡く拾って。

[メイン] 犬吠埼 風 : よっこらせっと!と、背負うゴクウの位置を整えるように動く。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「つまり……"これから"、何かが起こると?」

[メイン] 犬吠埼 風 : んー、と少し気難しそうな表情をしながら。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……まぁ、その、いきなりの進捗報告なんだけど」

[メイン] 千代田 桃 : ……ほっとしてはいたものの。
ジュリの言葉に、眉が曲がり。

[メイン] 犬吠埼 風 : そして風は語る。
寝室で見かけた日記。"門"によって、異界から猫がやってきたと
そしてその猫は、今も押し入れの天井裏にいる、と。

[メイン] 犬吠埼 風 : その存在は自分の目でも見た。
自分達が捜していた猫とは違う、小さな猫がいた、と。

[メイン] ソンゴクウ : 「……んで、オラが変な術、おぼえた……」

[メイン] ソンゴクウ : ごそり、一応持ってきた本を見せるが

[メイン] ソンゴクウ : 「読むのはダメだ、頭の中ぐちゃぐちゃになる」

[メイン] ソンゴクウ : 「悪い本だ…」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ええ、"危険"ね」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………。」
「……にわかには信じ難いですが」
普段よりも元気のない様子のゴクウをじっと見て

[メイン] ソンゴクウ : 「お、オラは…」

[メイン] ソンゴクウ : 「………早く………」

[メイン] 千代田 桃 : 二人の話に、半信半疑ながら。
真剣な眼差しの風に、ごくりと息を飲み。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「大丈夫」
ゆったりとした声の調子でゴクウに話しかける。

[メイン] ソンゴクウ : 「見、見つける方が良いと思う………」
"帰る方が良い"とは言いだせず

[メイン] ソンゴクウ : 「だって、門、がさ……もしまだあったら」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「………ええ、ええ。そうね─────。」

[メイン] ソンゴクウ : 「………探してる猫、あっち側………行っちゃうんじゃ、ねぇか……?」

[メイン] 犬吠埼 風 : ゴクウの言葉に、眉間に皺が寄る。

[メイン] 犬吠埼 風 : 明らかな、最悪の事態であり。
そしてそれは、起こりえるものでもある。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……百聞は一見に如かず」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「桃、ジュリ、日記は後で直に読んでもらうとして」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「実際に……押し入れの猫、見てもらってもいいかしら?」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……!」

[メイン] 千代田 桃 : 「……ん。わかった」

[メイン] 犬吠埼 風 : ん、ありがと。と、素直に了承する桃に微笑み。

[メイン] ソンゴクウ : 「………オラは?」
後ろから顔をひょいと出して

[メイン] 犬吠埼 風 : 「アタシも、実際のところ……まだ確証が無くてね
 ……ふふ、ゴクウはまだお休みよ~?」

[メイン] ソンゴクウ : 「………………わかった」

[メイン] 犬吠埼 風 : うりうり、と少し上下に揺さぶってみる。

[メイン] ソンゴクウ : ぐっと、そのまま

[メイン] ソンゴクウ : 目を瞑って、むっとした顔で揺られている

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……わかってるわよ、大丈夫
 ゴクウを頼りにしていないなんてことはないんだから
 だから、今はちゃんとお休みして、体力を回復させるのに集中してね」

[メイン] 犬吠埼 風 : 優しく語り掛け、ゴクウへウインク。

[メイン] 千代田 桃 : 「……すっかり元気なくなってるね」
珍しさに、思わずふふっと笑みが零れつつ。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……」
「……正直なところ、あまりよく状況が掴めてはいませんが。……ゴクウさんがこうなった原因が、そこにあるんですよね」

[メイン] 犬吠埼 風 : こくりと頷く。

[メイン] ソンゴクウ : 「………だってオラ、ヤバいと思ったし…」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ええ、とにかく色々見てもらった方が早いわ
 着いてきて」

[メイン] 犬吠埼 風 : そのまま寝室へと向かう。

[メイン] ソンゴクウ : 「…むう」
そのままゆらゆら

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……ええ。」

[メイン] 千代田 桃 : ……もしそうなった原因があるのであれば。
それに巻き込まれ、誰かがまた同じ目に合うのでは。
……という不安はないわけではなかったが。

[メイン] 千代田 桃 : こくり、と首だけで返し。

[メイン] 犬吠埼 風 : そして、そのまま一同は寝室へと到着し。
風は、顎で机にある日記と、そして押し入れを指す。

[メイン] ソンゴクウ : 「…」

[メイン] ソンゴクウ : ぐっと、背中に顔を隠す

[メイン] 千代田 桃 : 「…………あれが……」

[メイン] 千代田 桃 : ゴクウの仕草に、眉を曲げながらも。
日記を手に取り。

[メイン] 千代田 桃 : ジュリの前で広げる。
……短い腕を限界まで伸ばしているのでぷるぷると震えてはいるが。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……あ、ええと……」

[メイン] 牛牧 ジュリ : それを手に取り、逆に自分と桃に見えるように広げる。

[メイン] 千代田 桃 : 体格で負けた……。と思いつつも、その日記の中身を共有し。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……信じられないでしょ?」

[メイン] ソンゴクウ : 「…」

[メイン] 千代田 桃 : 風に、こくりと頷く。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ええ、ぶっちゃけアタシも、半信半疑なとこはあるけど
 でも、そこに書かれてある猫は、確実に─────」

[メイン] 犬吠埼 風 : 緑色の瞳をゆらりと動かし、押し入れの方へ。

[メイン] ソンゴクウ : 「…本物、だと思う」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………」
それにつられるように、押し入れへと視線を動かす。

[メイン] 犬吠埼 風 : こくりと頷き。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ええ、本物かもしれない
 その日記には、さくらちゃんって猫の小皿に餌を乗せると
 この押し入れの天井裏にいる子猫ちゃんは、餌を食べた
 そう書かれてあったわ」

[メイン] 犬吠埼 風 : そして桃の方へちらりと。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ちょうどいいわね、小皿と餌」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「アタシも、台所があったら探してみようかと思ってたとこよ
 手間が省けて助かっちゃうわ」
ニコりと笑い。

[メイン] 千代田 桃 : 「……あ。たまたまだったけど……これなら……」

[メイン] 千代田 桃 : ジュリと目を合わせ、こくりと頷く。
おびき寄せるには、十分……。

[メイン] ソンゴクウ : 「…」すんすん、鼻を鳴らして

[メイン] ソンゴクウ : 何が居るのか調べようとする

[メイン] 牛牧 ジュリ : それに応えるように、頷きを返して。

[メイン] 牛牧 ジュリ : つかつか……と押し入れに向けて先行し、襖に手をかける。

[メイン] 千代田 桃 : ざらら、と皿に餌を乗せながら。
彼女の後ろへと歩いていく。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……いい?」

[メイン] 千代田 桃 : 「……いつでも……!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : こくん。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ──がらがら、と……開いた先には。

[メイン] 子猫 : 押し入れを開け、天井裏を覗くと、そこには子猫がいた。
しかし、こちらを警戒して寄ってこようとしない。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……!」
探していた相手に相対する緊張の面持ちの中で……桃の方を振り返って。

[メイン] 千代田 桃 : 「……いた……!」
ジュリにゆっくり頷き。皿をそっと、二人の近くに置いて。

[メイン] 千代田 桃 : ……ただ、これだけじゃ警戒は解せないかもしれない……。
そうだ……ジュリがやっていた……あれを……!

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……!?」

[メイン] 千代田 桃 : 「……にゃ、にゃんにゃ~ん……
 ……こ、こわくないにゃーん……おいでにゃーん……」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………」
…………食事は笑顔の方が美味しいと言いますが……笑ってはいけない時も、世の中にはあるんですね。

[メイン] 千代田 桃 : 入る前にやっていた猫の真似。
……いざ自分がやると……とても恥ずかしい。
顔を赤らめながらも、猫へとじっと視線を送る。

[メイン] 子猫 : 桃のモノマネが効いたのか、警戒しつつも子猫は皿に寄ってきてご飯を全部食べた。

[メイン] 千代田 桃 : ……!今……!捕まえちゃって……!
と、ジュリに視線を送る。

[メイン] 子猫 : 食べ終わると疲れ果てたようにその場に丸まって寝てしまった。
今なら捕まえることができそうだ。

[メイン] 牛牧 ジュリ : へっ……と。
しばらく緊張も解れ桃の仕草に見とれていた様子を改め。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ゆっくり、包み込むように子猫を抱き抱える。

[メイン] 子猫 : 子猫はすやすやとジュリの手の中で眠っている。

[メイン] 千代田 桃 : 「おぉおお~~……
 ……ミッションクリア……だね」

[メイン] 千代田 桃 : ……優しさに包まれた抱擁……
というより、子猫を包まれてる大きな物が抱擁してない……?
……なんか羨ましい。と思いつつも。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ふふっ……桃さんのおかげですね」
子猫を起こすまいと、囁くように

[メイン] 犬吠埼 風 : 二人の声が聞こえ。

[メイン] ソンゴクウ : 「…んむ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ん……どうやら上手くいったみたい……かな?」

[メイン] ソンゴクウ : 「…あの猫は、あっちの猫、なんだよね」

[メイン] 犬吠埼 風 : こくりと頷く。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「アタシ達の探してる猫じゃない」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「でも……ゴクウの言うように
 あの猫が、異界のものだとして」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……全く知らない世界に来させられたら
 一体、どれほど寂しく、怖い気持ちなんだろうね……」

[メイン] ソンゴクウ : 「…」

[メイン] ソンゴクウ : 「私は、気持ちはわかる」

[メイン] 犬吠埼 風 : 少し目を細めながら。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「………」

[メイン] ソンゴクウ : 「怖いのは、どうしようもないし」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……そう、だね」

[メイン] ソンゴクウ : 「……でも、不安はある」

[メイン] ソンゴクウ : 「日記だと、普通に帰せなかったらしいから…」

[メイン] ソンゴクウ : 「"何かしないと"ダメなのかな…」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ふふ、こいつめ~!」
ゆっさゆっさと揺らし。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「全く、やっぱゴクウは、アタシの友達として100点……いや!
 120点だよ!」

[メイン] 犬吠埼 風 : にしし!と笑いながら。

[メイン] ソンゴクウ : 「んぬう…」
ふらふら、垂れた尻尾が揺れる

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……そうだね、正直アタシも、あの猫ちゃんは……
 本当の居場所があるのだとしたら、返してあげたい」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「さぁて……そんじゃ、"何をしたら"いいのか」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……残るは、奥の部屋……と言ったところかな?」

[メイン] ソンゴクウ : 「…」こくり

[メイン] ソンゴクウ : 「…おりる」

[メイン] ソンゴクウ : 「何かあったら危ないから」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ふふ、わかったよ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 了承の微笑みと共に、ゆっくりとゴクウを降ろす。

[メイン] ソンゴクウ : ぽすり

[メイン] ソンゴクウ : 柔らかな音で、そのまま立つ

[メイン] ソンゴクウ : 悠々とした立ち姿ではないが、ともかく一人で立っている

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ん、さっすが元気っ娘!もう立てるみたいだね
 体調の方は、どう?」

[メイン] ソンゴクウ : 「大丈夫」

[メイン] ソンゴクウ : 「痛いとかはない、うん」

[メイン] ソンゴクウ : 「だから、その」

[メイン] 犬吠埼 風 : おーけー。と返事をし、満足そうに頷く。
ゴクウが大丈夫って言うなら、それなら大丈夫だ。
信じるよ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ん」

[メイン] ソンゴクウ : 「危ない時は一人で逃げて、大丈夫だから」
風に目を合わせて

[メイン] 犬吠埼 風 : 「………おいおいおい」

[メイン] 犬吠埼 風 : 緑の瞳で、じっと見つめ。
そして風の口角が上がる。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「アタシは、"勇者"だぜ~?」

[メイン] 犬吠埼 風 : へらへらと笑いながら。腰に腕を添え。
自信たっぷりの姿勢を見せつける。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「戦うなら、一緒さ」

[メイン] ソンゴクウ : 「……むう」

[メイン] 犬吠埼 風 : 見捨てられるわけないじゃん。大事な友達を、ね。
と付け加え。

[メイン] ソンゴクウ : 「…わかった」

[メイン] 犬吠埼 風 : こくりと満足そうに頷き。

[メイン] ソンゴクウ : 「一緒、な」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ああ、一緒だ」

[メイン] ソンゴクウ : こくり頷いて、目的の部屋を見つつ

[メイン] ソンゴクウ : ふいと、背を向ければ

[メイン] 犬吠埼 風 : そしてくるりと踵を返し、ゴクウの横に立ちながら
緑の瞳をちらりと、桃とジュリの方へ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「そんなわけでアタシら、"厄ネタ"のありそうなとこ行ってくるけど」

[メイン] ソンゴクウ : 「…うん」

[メイン] ソンゴクウ : 「多分、危ない」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「二人は、休んでていいよ
 ぶっちゃけ……ここから先、"ヤバイ"と思うから」

[メイン] 犬吠埼 風 : にへらと笑いながら。ゴクウの言葉にも同調するように頷く。

[メイン] 千代田 桃 : 「…………」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………」

[メイン] 犬吠埼 風 : いやぁだってさ、"門"があるっていうのなら。
じゃあ、もう残りの部屋じゃね?っていう、ね。

[メイン] 犬吠埼 風 : "危険"だよ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「猫ちゃんはアタシらが返すから」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「二人は帰ってもだいじょびだいじょび」

[メイン] 犬吠埼 風 : そうして手を差し伸べ、子猫を渡すように、ふりふりと。

[メイン] ソンゴクウ : 「…私は、もしかしたら"やらないといけない事"があるからな」

[メイン] ソンゴクウ : 「でも、それをするのは、危ないかもしれないし、分からない事だから怖い事だ」

[メイン] 千代田 桃 : 「……甘く見られてるね」

[メイン] 千代田 桃 : ぱしん、と差し伸べられた手には、自分の手を乗せて。

[メイン] ソンゴクウ : 「……」
へにゃりと、耳のような部分が垂れる

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「…………ですね。悲しいと思いませんか、桃さん」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「………」

[メイン] 千代田 桃 : ジュリにこくり、と頷く。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ぎゅっと子猫を包み込んで。

[メイン] 千代田 桃 : 「風は……私たちを巻き込みたくない、って思ってるんだろうけどさ
 ……それは……私たちも同じだよ」

[メイン] 千代田 桃 : 包み込まれた子猫を、そっと撫でて。

[メイン] 犬吠埼 風 : あーらら。見破られてらぁ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「まぁ、ね……だって大人数で行く必要はないじゃん?
 だから、行くのはアタシと、それと……ゴクウだけでいい
 そう思ったけど……でも」

[メイン] 犬吠埼 風 : 桃とジュリ、二人をじっと見て。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……行くんだね?」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「はい。……例えば、私たちだけで解決するからあなたたちはお料理でも食べて休んでいてください、なんて言われたら……どう思うでしょうか?」

[メイン] 千代田 桃 : ジュリの例えに、何度もこくん、と。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ぷっ、あっはっはっは!そりゃ~、愉快な例えだ
 ……そうだね、もしその申し出を二人にされたら
 ああ、そうさ─────断るね」

[メイン] 犬吠埼 風 : ニヤリと笑い。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「120点だね、ほーんと」

[メイン] 千代田 桃 : 「こんな所で友だちを見捨てて帰るなんて……
 魔法少女、料理人……どちらも失格じゃない」

[メイン] ソンゴクウ : 「つぇえなぁ…」
むにっとした、笑みを浮かべつつ

[メイン] 千代田 桃 : 「……誰かを喜ばせるものとして、ね」
少し、頬を緩め。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……ええ。」
くすり、と。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……ふふふ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「そうだね、わかったよ
 ─────まずは、二人を見縊った態度を取ったこと、詫びるよ」

[メイン] 犬吠埼 風 : ごめん。と頭を下げ。

[メイン] ソンゴクウ : 「…ちょっと羨ましいぞ」
しっかりとした佇まいに、尾を軽く振り

[メイン] ソンゴクウ : 「………」ぺこり
そんな様子を、見て

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……んで、うん、わかった
 アタシも参った。だから、桃、そしてジュリ
 二人の力も借りたいな。」

[メイン] 犬吠埼 風 : へへへ、と自嘲気味な笑みを浮かべながら。

[メイン] 犬吠埼 風 : ゴクウのそんな様子にも、少し微笑ましく思いながら。

[メイン] 千代田 桃 : ジュリの微笑みに、釣られ。緩んだ頬がさらに緩み。

[メイン] 千代田 桃 : 「……わかった。何百人力でも、文字通りなるよ」

[メイン] 千代田 桃 : と、はにかみ。
ジュリへと視線が移る。

[メイン] ソンゴクウ : 「なんひゃく…」
桃も増えるのかな…などと考えつつ

[メイン] 犬吠埼 風 : 実際桃、すっごい力持ちだからなぁ。たはは。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……もちろん、言われずとも。美味しい結末以外、許しませんから」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ふふ、"勇ましい"こと」

[メイン] 犬吠埼 風 : そのまま、廊下の真っ直ぐ先にある部屋を見つめ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「んじゃ、行きますかぁ~!」

[メイン] ソンゴクウ : 「…おう」

[メイン] ソンゴクウ : ほんの少し、ほんの少しだけ震えてた脚も

[メイン] ソンゴクウ : 今は、大丈夫

[メイン] ソンゴクウ : …仲間、居るのは、嬉しいからな

[メイン] ソンゴクウ : オラ、猿だもん、へへ

[メイン] ソンゴクウ : 群れの長じゃないのは、久しぶりだけど

[メイン] ソンゴクウ : 頼りにしてる…言わないけどね

[メイン] ソンゴクウ : そう、尾をゆらりと振りながら

[メイン] ソンゴクウ : 着いていくただの私、ソンゴクウであった

[メイン] ソンゴクウ :  

[メイン] ソンゴクウ :  

[メイン] GM : 客間
<聞き耳>を振れますね

[メイン] 千代田 桃 : がらり、と。
どこか重みのあるそこを開けば。

[メイン] 千代田 桃 : CCB<=95 魔法少女 (1D100<=95) > 77 > 成功

[メイン] GM : 桃は微かな荒い呼吸音と低いうめき声がすることに気づく。

[メイン] 千代田 桃 : 途端、顔色が険しくなる。

[メイン] ソンゴクウ : 「…モモ?」

[メイン] 犬吠埼 風 : ちらりと、桃の反応を見て、眉をへし曲げながら。
扉をじっと見つめ。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……いるんだね?」

[メイン] 犬吠埼 風 : "何"か。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……!」
桃の様子を感じ取り。

[メイン] 千代田 桃 : 風に、こくんと。

[メイン] 犬吠埼 風 : 頭をガシガシを掻きながらも。
自身の指同士をガッシリ絡め、そのままぐいっと腕ごと真っ直ぐ伸ばす。

[メイン] 千代田 桃 : そう────”何”か。
いざ、それが開いた先にいると思えば。

[メイン] ソンゴクウ : 「………」

[メイン] 千代田 桃 : 戸を掴む手が、やけに重く感じてしまう。

[メイン] 犬吠埼 風 : そして、首をぽき、ぽき、と音を鳴らし動かしながら。
入念に、何が起こっても大丈夫なように、準備を整える。

[メイン] ソンゴクウ : 「オラが前の方が、いいんじゃないか」

[メイン] ソンゴクウ : 「足、一番早いし」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……へへ、そんじゃ、"頼んだ"よゴクウ」

[メイン] ソンゴクウ : 「何があっても…ほら」

[メイン] 犬吠埼 風 : にへらっと笑う。
ああ、頼るよ。約束だもんね?

[メイン] 犬吠埼 風 : ただし。

[メイン] 犬吠埼 風 : ゴクウの隣に立ち。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「"一緒"にだけどね」

[メイン] ソンゴクウ : 「…むうん」
ありがたいけど、違うような、いいような

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ほーら開けた開けた」
にしし!と大笑いの顔を見せながら。

[メイン] ソンゴクウ : 「よし、じゃあ」

[メイン] ソンゴクウ : 「いーち、にーい…」

[メイン] 犬吠埼 風 : 拳をぎゅっと握り。

[メイン] ソンゴクウ : 戸に手をかけて

[メイン] ソンゴクウ : 「さーん!」

[メイン] 犬吠埼 風 : その表情は、"勇者"に。

[メイン] ソンゴクウ : がらっと、開ける

[メイン] GM : ゴクウが引き戸を開けるとそこには年老いた【男性】が床倒れてこんでいることがわかる。
さらに男性の隣には不思議な幾何学模様が描かれた【紙】が大きく広げられ、その上空はぽっかりと空間が削れて今にも何もかも吸い込まれそうな【黒い穴】が空いている。
しかし、穴は今にも消えそうに蜃気楼のように揺らめいていた。
この現実には到底あり得ない光景をみた貴方はSANc(1/1d3)

[メイン] 犬吠埼 風 : 1d100<=50 SANc (1D100<=50) > 89 > 失敗

[メイン] 犬吠埼 風 : 1d3 (1D3) > 3

[メイン] system : [ 犬吠埼 風 ] SAN : 50 → 47

[メイン] 千代田 桃 : 1d100<=50 SANc (1D100<=50) > 32 > 成功

[メイン] ソンゴクウ : ccb<=31 (1D100<=31) > 2 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 牛牧 ジュリ : ccb<=45 (1D100<=45) > 15 > 成功

[メイン] system : [ 千代田 桃 ] SAN : 50 → 49

[メイン] system : [ 牛牧 ジュリ ] SAN : 45 → 44

[メイン] system : [ ソンゴクウ ] SAN : 31 → 30

[メイン] 犬吠埼 風 : 「っ……!?おぉっとぉ……!」

[メイン] ソンゴクウ : 「…う」

[メイン] 犬吠埼 風 : 倒れる老人を見て、ギョッとしたように目を大きく開く。

[メイン] ソンゴクウ : また、イヤな感覚だが

[メイン] 千代田 桃 : 「……っ……!」

[メイン] ソンゴクウ : 「……これが、門?」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……っ」
眼前を睨みつけるように見る。

[メイン] 犬吠埼 風 : こくりと頷く。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……おそらくは、ね」

[メイン] 千代田 桃 : びくり、一度体が震えて。

[メイン] 犬吠埼 風 : 冷や汗がたらりと。

[メイン] 犬吠埼 風 : なるほど、門っていうから、学校の門みたいなのを想像していたけど。

[メイン] 犬吠埼 風 : これは……はは、すごいね。
吸い込まれそうだ……虚無の果てに。

[メイン] ソンゴクウ : 「……」

[メイン] ソンゴクウ : 一歩

[メイン] ソンゴクウ : 二歩

[メイン] ソンゴクウ : そして、門の前

[メイン] ソンゴクウ : 【紙】を、まず良く見直してみる

[メイン] ソンゴクウ : ccb<=90 目星 (1D100<=90) > 22 > 成功

[メイン] GM : ゴクウは図形の一部が先ほど本で見たものと違うことに気づく。
模様の一部が欠けているようだ。
先程覚えた門の観察の呪文が使えることが貴方には自然と理解できた。

[メイン] ソンゴクウ : 「………」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……無理は、しないよーにね」

[メイン] ソンゴクウ : 「……」こくり

[メイン] 犬吠埼 風 : 後ろで、語り掛ける。

[メイン] ソンゴクウ : 目を瞑り

[メイン] ソンゴクウ : 人差し指と中指を合わせて、額に当てて

[メイン] 犬吠埼 風 : 見守る。ここは、"一緒"に立てない。歯痒いことに。

[メイン] ソンゴクウ : きゅっと、集中する

[メイン] 犬吠埼 風 : ……信じるよ、ゴクウ。

[メイン] ソンゴクウ : 【門の観察】

[メイン] GM : ゴクウの口から意味の理解できない旋律のようにも聞こえる音の羅列がこぼれると同時に体から何か力のようなものが僅かに抜け落ちる。
幾何学模様の書かれた紙と穴が青白い光を帯びた。
(自動成功/MPと正気度をそれぞれ1減点)
幾何学模様はドリームランド内のとある座標を示していて、行く・来るを示す部分が来るになってしまっている。
ゴクウにはどこをどう書き足せば、こちら側からあちらへと門が繋がるかがわかった。

[メイン] system : [ ソンゴクウ ] SAN : 30 → 28

[メイン] ソンゴクウ : 「…かッ、はぁ…」

[メイン] ソンゴクウ : ぐらり、少し揺れるが

[メイン] ソンゴクウ : 「…見えた、わかった」

[メイン] 犬吠埼 風 : 見るからに精神が、揺さぶられている。
とても、心配だ。心配で心配で、仕方ない。

[メイン] ソンゴクウ : 「……"帰せる"」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……!!……ゴクウ……!!」
よくやった、と言わんばかりの声をあげる。

[メイン] ソンゴクウ : 髪を一本抜き、ペンに変化させて

[メイン] 犬吠埼 風 : ふふ、強い子だよ。あんさんは。
アタシが思ってるよりも、ずーーーーっと、強い。

[メイン] ソンゴクウ : 模様を書き加えて、"入口"を"出口"へ

[メイン] ソンゴクウ : 「…よし、これで」

[メイン] ソンゴクウ : 「帰れる、筈」

[メイン] GM : ゴクウが書き足すと、門を取り巻く気配が急に変わったのがわかった。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「うぉっと……!こ、これは……空気が、ビリッビリしてるねぇ……!」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……でも、ゴクウがそう言うなら……うん、"信じる"」

[メイン] ソンゴクウ : 「理屈は、わかる」

[メイン] 犬吠埼 風 : ちらりと、ジュリの腕に抱かれて眠る子猫を見ながら。

[メイン] ソンゴクウ : 「透明な壁は、多分弁だから」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……あの。ええと、少しだけ……大丈夫でしょうか」

[メイン] 千代田 桃 : 門が奏でる風圧に、制服がなびきながら。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……なるほどねぇ
 ……ん、ああ、大丈夫だよ」

[メイン] ソンゴクウ : 「…うん、それに、ほら」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 子猫を撫で、抱えたまま……【男性】の方に近づく。

[メイン] ソンゴクウ : 「…わかんないもんな」

[メイン] 千代田 桃 : 「…………」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……そうだねぇ」

[メイン] 犬吠埼 風 : ジュリと、そして倒れる男性を見守る。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ……奇妙な出会いで、少しの間だったかもしれませんが。
それでも、お別れも言わないのは……悲しいでしょうから。

[メイン] 男性 : 男性は目を見開き、呼吸が荒い。
ジュリに気づく、あるいは反応する余裕がないようだ。

[メイン] 千代田 桃 : ……ジュリは……優しい。
こんな時、異常な光景を前にしても……誰かのために、とあろうしてるのは。

[メイン] 千代田 桃 : す、と彼女の隣に立って。

[メイン] 犬吠埼 風 : あの男の人は……うん、きっとそうだ。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……あ」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 桃に気付き、目を小さく見開いて。

[メイン] ソンゴクウ : 不安げな視線で

[メイン] 千代田 桃 : 「ん……気づいて……くれるのかな」
ジュリにこくり、と頷いて。

[メイン] 千代田 桃 : 彼女の優しさと、彼の想い。
……せめて届いてくれないだろうか、と思いながら。

[メイン] 牛牧 ジュリ : それにまばたきを返して。

[メイン] 牛牧 ジュリ : かがみ込んで、そっと男性の目の前に子猫を下ろす。

[メイン] 牛牧 ジュリ : ……無意味かもしれないけれど。
できるなら、無味のまま……終わってほしくないから。

[メイン] 千代田 桃 : 一度だけでもいい、魔法でも起きてくれないものか。

[メイン] 子猫 : ジュリが男性の目の前に子猫を降ろすと、子猫が目を覚ます。

[メイン] 子猫 : そして黒い穴を確認するやいなや、そのまま門の方へと進んでいく。

[メイン] 子猫 : そして
「にゃあ!」
と、あなたたちに感謝するような鳴き声を上げて門の中へ消えていった。

[メイン] 男性 : それを見送る男性の表情はどこか安らかに見えた。

[メイン] ソンゴクウ : 「………元気でな」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「………」

[メイン] 犬吠埼 風 : ……"家族"との、別れ。

[メイン] 犬吠埼 風 : きっと、この人にとっても、これで良かったんだろう。
だって、うん、そうだ。ここにいるということは。
この穴は、この人が維持し続けていたものなのだろうから。

[メイン] 犬吠埼 風 : ……なんだか、それでも報われないな、と思ってしまうのは……。
……………しょうが、ないか。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……"さようなら"」

[メイン] 犬吠埼 風 : 一匹と、そして一人へ。

[メイン] 男性 : 男性は門が消えるとともに目を閉じ、脱力する。

[メイン] GM : 幾何学模様の書かれた紙は門が消えると同時にひとりでに燃え尽き、どこからか吹いた風が灰を窓の外へ流していく。

[メイン] ソンゴクウ : 「あっ…」

[メイン] ソンゴクウ : 「…閉じた」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「…………怪奇現象は、これにてお終い、だねぇ」

[メイン] ソンゴクウ : 「…うん」

[メイン] 犬吠埼 風 : 目を細めながら、吹かれた風に黄色いおさげが揺れる。

[メイン] ソンゴクウ : 「…でも」

[メイン] 犬吠埼 風 : ちらりとゴクウの方を見て。

[メイン] ソンゴクウ : 「最初探してた猫は…どこ行っちゃったんだろ」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「あ」

[メイン] ソンゴクウ : 終わったという安心感と、一抹の不安を残した

[メイン] 犬吠埼 風 : 一気に現実に引き戻された風であった。

[メイン] ソンゴクウ : ふにゃっとした顔で、見つめて

[メイン] 犬吠埼 風 : 「いやそうじゃん!!てかそうじゃん!!
 アタシらの目的~~~~~~~!!」

[メイン] 千代田 桃 : 「……怪奇現象は終わって、現実の問題が立ちふさがったってことか……」

[メイン] ソンゴクウ : 「……」

[メイン] ソンゴクウ : 「かんがえてなかったのかぁ…」

[メイン] ソンゴクウ : ぐったり、力が抜けたように

[メイン] ソンゴクウ : ぱたん

[メイン] 犬吠埼 風 : 「……!! おっと!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「……というより……まあ、まず……警察でしょうか?」
倒れている男性を見て

[メイン] 犬吠埼 風 : 畳と言えど、床にそのまま倒れさせないように
ぐっ、とゴクウの体を受け止め。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ん……そう、だね、通報はしておこう」

[メイン] ソンゴクウ : 「ひゃん」

[メイン] ソンゴクウ : 「…うん、そうだね」

[メイン] 犬吠埼 風 : よいしょっ、とゴクウをまた背負う。

[メイン] 千代田 桃 : 「……それは……うん。
 何なら病院も必要かもしれない」

[メイン] ソンゴクウ : 「…」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「さーてお疲れさん、今回のMVPちゃん」

[メイン] ソンゴクウ : 「…みんな頑張ってた」

[メイン] 犬吠埼 風 : にへらと笑いながら。桃の言葉にも頷く。

[メイン] 千代田 桃 : 「なにせ……重体はそこの人だけじゃなく、もう一人いるんだからね」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「ああ、そうだね……それじゃ、桃、頼んだよ」

[メイン] 千代田 桃 : ちら、と背負われたままのゴクウを見て。

[メイン] ソンゴクウ : 「……大丈夫、疲れてるだけだから」

[メイン] ソンゴクウ : 「別にほら、怪我とかはしてない…し」

[メイン] 犬吠埼 風 : 「放っておけるわけないでしょーが
 明日以降も様子、見に行くからねー?」

[メイン] ソンゴクウ : 「………」

[メイン] 犬吠埼 風 : "不定の狂気"とは、長期に渡る"狂気"。

[メイン] ソンゴクウ : 「私病院嫌い…」

[メイン] 犬吠埼 風 : 1日で、その発症を抑えられることは、まず無い。

[メイン] 犬吠埼 風 : 「我儘言わない!めっ!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「心配せずとも、ちゃんと差し入れ持っていきますからね〜」
通報の電話を掛ける桃の傍らで。

[メイン] ソンゴクウ : 「むうううん…」

[メイン] ソンゴクウ : 不満そうに風の背中に引っ付きつつ

[メイン] ソンゴクウ : 「……わかった…」ぼそ

[メイン] 犬吠埼 風 : 「………ん、いい子」
その小さな声は、聞こえた。
優しい表情で、静かにそう返す。

[メイン] 千代田 桃 : ん、と言われた通りに、電話を通じて通報している。
……もっとも、女子4人が一軒家に入っている理由には戸惑いはしたものの。

[メイン] 千代田 桃 : 「……ふぅ。終わり。
 これで……あと少しもしない内に来ると思う」

[メイン] ソンゴクウ : きゅう、と
返事は無しにそのまま背中に引っ付いていた

[メイン] 千代田 桃 : 警察に負えたことで緊張の糸がほどけたのか。
……小さく、くぅ……と腹の虫が鳴り。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : その音を境に、非日常から日常へと引き戻されるように。

[メイン] 千代田 桃 : ……はっ。聞かれてしまって……………
  ……る!!!

[メイン] 千代田 桃 : 少し、恥で顔を赤くしながらも。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「ふふっ……恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ、生理現象ですから」

[メイン] 牛牧 ジュリ : 見透かしたように桃へと笑みを向け。

[メイン] 千代田 桃 : 「んぅう……そう言われても……ううん。
 ……色々終わったら、みんなと一緒にジュリの料理でパーティでもやろっか」

[メイン] 犬吠埼 風 : ん?え?ん???

[メイン] 千代田 桃 : 笑いに、そう微笑み返して。

[メイン] 犬吠埼 風 : 今、すっごい聞き捨てならないような単語が聞こえたような気がするけど。

[メイン] 犬吠埼 風 : 気のせいだよね、わっはっは。

[メイン] 牛牧 ジュリ : 「はい!さっきも言いましたが……私、美味しい結末以外は許しませんから!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : にぃ、と子供っぽく張り切るような表情で。

[メイン] ソンゴクウ : ……

[メイン] ソンゴクウ : やっぱり、入院しとこう

[メイン] 千代田 桃 : にっ、と子どもっぽく楽しみに待つ表情で。

[メイン] 千代田 桃 : 非日常は幕を下ろして、迷子だった日常がやってくる。

[メイン] 千代田 桃 : どこに行っていたの、と聞いても答えてくれない。
猫と同じで、日常は気まぐれだ。

[メイン] 千代田 桃 : まあ、ともかく。

[メイン] 千代田 桃 : 桃、雉、猿、犬。
4人の小さなおとぎ話は、これにて。

[メイン] 千代田 桃 : めでたしめでたし。

[メイン] 牛牧 ジュリ :

[メイン] 牛牧 ジュリ :
「────それじゃ、せーのっ!」

[メイン] 牛牧 ジュリ : ccb<=5 料理 (1D100<=5) > 89 > 失敗

[メイン] 牛牧 ジュリ :

[メイン] system : [ 犬吠埼 風 ] HP : 13 → 1

[メイン]   :  

[メイン] GM : やがて探索者が呼んだ救急車と警察がやってきた。
貴方は友人に頼まれて子猫を探してこの家を尋ねてきたところ、老人が倒れていたのを見つけたと説明する。
不思議な穴のことは到底信じてはもらえないだろうと黙っていた。

[メイン] GM : 家の中の様子と老人の状態を調べた警察は「後日改めて事情を聴く」と貴方の連絡先を確認し貴方を解放した。
たった数時間の出来事に疲れがどっと出て、家に帰ると友人に連絡を取るのも忘れて貴方はすぐに眠りにつくだろう。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : その夜、貴方は夢を見る。

[メイン] GM : ふわふわとした温かいものが体を包んでいてとても気持ちがいい。
空間に響くようにどこからともなく女性の声が聞こえてくる。

[メイン] GM : 「私の迷える信者を助けてくれたことに感謝を」

[メイン] 子猫 : 同じようにどこからかあの子猫の鳴き声が響く。

[メイン] 男性 : さらにあの老人が大きな猫を抱きしめて泣いているのを見たような気がしたところで貴方は目が覚めた。

[メイン] GM : 携帯を見るとLINEの通知が届いている。

[メイン] 高宮なすの : 『ごめんなさい!私が見にいった子猫が知り合いの脱走した猫だったようですわ』
『そちらは違ったようで、アナタたちにわざわざ行ってもらって申し訳なかったですわね』
『お詫びに最上級の焼肉を奢らせてもらいますわ。楽しみにして下さいね!』

[メイン] GM : いつもの他愛無い日常が戻ってきたことに安堵の息が無意識に口からもれた。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「迷子の子猫」
エンディングA

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 宴ですにゃ~!!!

[メイン] 犬吠埼 風 : 宴にゃ~~~~~~~~~~~~~!!!!

[メイン] 牛牧 ジュリ : 宴ですみゃ〜〜〜!!!

[メイン] 千代田 桃 : ……宴にゃ……!

[雑談] system : [ 犬吠埼 風 ] SAN : 47 → 55